イジリー、涙を浮かべて三沢さんのものまね「死ぬまでやり続けます」＝まねんのか！

全日本プロレス社長でありＦ－１タッグ王者の武藤敬司がコミッショナーを務めるものまねプロレス祭「まねんのか！２００９」が３１日、プロレスの聖地・後楽園ホールで開催され、台風直撃にもかかわらず多数の観客を動員。昨年同様、プロレスＬＯＶＥのお笑い芸人たちがプロレスラーに扮して笑いあり、驚きあり、感動ありのバトルを繰り広げた。

　メーンでは、今では天国でしか観られない夢の師弟対決となってしまったジャンボ鶴田（ダチョウ倶楽部・肥後克広）vs.三沢光晴（イジリー岡田）を１／１０スケールで再現。選手とリングアナウンサーはものまね、実況とレフェリーは本物で１９９０年６月８日、全日本プロレス・日本武道館大会で行われた両者の対決が時を越えて甦るも、そこはものまねプロレスらしく、三沢が虎の仮面ならぬカツラを脱いで素顔のイジリーとなって高速ベロ攻撃を見舞うなど見せ場も忘れず。しかし、最後は鶴田のバックドロップを切り返した三沢が２度丸め込むという１９年前と同じフィニッシュで「鶴田超え」を果たした。

　三沢さんがリング上の事故で急逝してから約３カ月。葛藤を乗り越え、「お客さんがプロレスを愛してくれているから」と、三沢さんのものまねを決意したイジリーは、涙を流しながらも最後までやり遂げ、「三沢さんのマネと高速ベロは死ぬまでやり続けます」とファンに誓った。

＜スポーツナビニュースより＞

三沢さんの亡くなり方、ある意味すごくかっこよかったですね。
ずっとみんなの心に残ると思います。