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クレジットカードの会員になるためには、最初にカード会社の審査を受ける必要がある。審査の基準はカードの種類や発行会社によって異なるが、基本的には申込者の属性(職業や年収、信用情報等)を元に審査を行っている。

一般に、本人か配偶者に安定した継続収入があることが条件のため、無職(学生・老齢年金受給者など除く)が審査に通るのは難しいといわれる。一方で、無職でも不動産収入や投資収益のある人または遺産相続や贈与による資産家で金融機関と取引があれば、少なくともその系列のクレジットカードは発行される事も多い。

従前はフリーター・派遣社員は定職ではないという考えから、その雇用形態や収入により審査否決とする(被扶養者は除く)カード会社が多かったが、近年の雇用形態の変化から、以前より緩和されている。しかし、出資法の改正による上限金利の引き下げによって、現在では再び審査が厳しくなっている。

入会にはカード会社への個人情報の提供が必要である。主婦や年金受給者は勤め先等の記入は必要ないが、勤労者はその社名や店名、所在地、電話番号、勤続年数、年収の記入がないと、審査ができないため原則として入会できない。居住年数や持ち家かどうかなどもすべて信用取引カードの発券、与信のためである。また、暗証番号は希望の番号に設定できるが、入会者本人の生年月日、電話番号、住所番地、すべてが同じ番号であったり、連続する数字は判明してしまう可能性が高く、そのため入会者を保護する理由から、使用しないようにいわれる。

また、過去にクレジットカードの支払いの延滞、ないし債務整理(弁護士等の介入による任意整理または破産などの法的整理)により不払い期間が発生している場合、ケースによって異なるが、最低でも5~10年の間は新たなクレジットカードを作成する事が原則としてできない。これらの情報は、クレジットカード各社が加盟している信用情報機関に記録されるため、仮に他のクレジットカード会社に新規カードの作成を申し込んだとしても、期間内であればその情報に基づいて断られる場合がある。ただし審査側に裁量が委ねられている(法規制されている訳ではない)ので、カード発行となる場合も稀にある。また、不払いが発生していないクレジットカードについても、クレジットカード会社の判断で使用を停止されることがあるが、クレジットカード会社(担当者)によって対応は異なる。

法人名義で契約するクレジットカードも同様で、特に銀行系カード会社の場合、不渡りの場合でも公表情報を基に強制解約となる場合がある。

ただし、与信を行わないデビットカード方式のクレジットカード(チェックカードと呼ばれることもある)では、入会審査がなく、たとえ債務整理中であってもカードを作成できる金融機関が多い。要は銀行のキャッシュカードと本質的に同じである。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

クレジットカードをもっていると、なんだか大人になったような気がします。未成年だと親の承認が必要だったり、家族カードという形でもたせてもらうことありますが、自分で作ったときは、大人の社会へ仲間入りなんて思いました。
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