肝炎ウイルス：道が検査無料化 早期治療に期待 ／北海道

6月26日13時1分配信 毎日新聞


　感染すれば無症状のまま病気が進行する可能性の高い肝炎ウイルスについて、道は今年度から保健所で実施する検査を無料化する。このための経費２００万円を計上した今年度補正予算案が開会中の道議会で可決される見通し。早期に治療を始めれば発症を抑えられると期待している。
　対象は、感染者が多く重篤化することの多いＢ型とＣ型。検査は１０ミリリットル程度採血するもので、保健所で行うとＢ型５００円、Ｃ型１４１０円、両方同時なら１６５０円の検査料がかかるが、今年度中には全国のほとんどの都道府県で無料化される予定で、うち半額は国からの補助で賄われる。
　これまでも、保健所や市町村の有料検査で感染が見つかった場合、次のの精密検査に限って初診料や基礎的検査の費用が無料になる制度があった。ウイルス検査自体を無料化することで検査を受ける人が増えることが期待され、道健康推進課は「以前、血液製剤投与による感染が問題化した時に検査を受けた人は多いと思う。それ以外に入れ墨やボディーピアスをする時に器具を使い回ししたような人が主な対象になるだろう」と話している。【


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